磯釣りの基本
どのメーカーであってもどんなに高額なものであってもガン玉一つで釣果が変わる。
そこで最低でも釣果を大きく左右する磯釣りのタックルバランスを紹介しよう!
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口太メジナ(関東)・グレ(関西)・クロ(九州)
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分布 琉球列島を除く日本各地 全長 30-40㎝最大60cm 特徴 尾ビレの後縁がほぼ直線。 ウロコが粗く黒い斑紋がある。 体形 側編型でやや体高がある 歯 軟らかいクシ状 引きの特徴 どっしりと、底をはうように引く
オナガメジナ(関東)・尾長グレ(関西)・クロ(九州)
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分布 相模湾以南 全長 30-60cm最大70cmオーバーも 特徴 エラブタの後縁と胸ビレの基部が黒い
尾ビレの後援が湾入し先端がとがっている。ウロコの基部に暗色点がない体形 側編型でやや体高がある 歯 鋭い歯やり取りの時に切られる 引きの特徴 口太より左右に振り、最後までのされる
スカエース(伊豆諸島)・ウシグレ(和歌山)・オキナメジナ
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分布 千葉以南の南日本主に琉球列島 全長 30-50cm最大60cm 特徴 メジナ種の中で南方系上唇が異常に大きいこと、ウロコが粗くエラブタにもウロコがある 体形 体形は不細工 備考 専門的に狙わない、単独に近い状態で活動
クロダイ(関東)・チヌ(関西) 若魚⇒カイズ・メイタなど
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分布 琉球列島
伊豆諸島を除く北海道南部以南全長 25-55㎝最大70cm 特徴 満1年で全長12cm、2年で約19cm、3年で約23cm産卵期は3~7月幼魚時代は6~7本の横縞がある 体形 典型的なタイ型。体色は銀灰色。成長につれ縞は薄れる。 歯 口の先には、3対の犬歯が並ぶ 引きの特徴 どっしりと左右に振る
メジナ写真参照:釣り魚カラー図鑑
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口太グレを狙うタックルバランス(目安)
魚の大きさ | 竿 | 道糸 | ハリス | グレバリ |
---|---|---|---|---|
20-30cm | 1.0-1.25号 | 1.5-2.0号 | 1.0-1.5号 | 3.0-5.0号 |
30-35cm | 1.0-1.5号 | 1.5-2.0号 | 1.0-1.5号 | 4.0-6.0号 |
35-40cm | 1.25-1.5号 | 2.0-2.5号 | 1.25-1.5号 | 4.0-6.0号 |
40-45cm | 1.5-2.0号 | 2.0-3.0号 | 1.5-2.0号 | 4.0-6.0号 |
45cm以上 | 2.0-3.0号 | 2.5-4.0号 | 1.75-3.0号 | 5.0-6.0号 |
尾長グレを狙うタックルバランス(目安)
魚の大きさ | 竿 | 道糸 | ハリス | グレバリ |
---|---|---|---|---|
35-40cm | 1.25-1.5号 | 1.75-2.5号 | 1.25-2.0号 | 4.0-6.0号 |
40-45cm | 1.25-2.0号 | 2.0-3.0号 | 1.5-2.5号 | 4.0-6.0号 |
45-50cm | 2.0-3.0号 | 2.5-4.0号 | 2.0-4.0号 | 5.0-8.0号 |
50-60cm | 2.0-3.0号 | 3.0-5.0号 | 3.0-5.0号 | 6.0-8.0号 |
60cm以上 | 3.0-5.0号 | 4.0-6.0号 | 4.0-6.0号 | 7.0-9.0号 |
チヌを狙うタックルバランス(目安)
魚の大きさ | 竿 | 道糸 | ハリス | チヌバリ |
---|---|---|---|---|
30-35cm | 0-1.25号 | 1.5-2.0号 | 0.8-1.25号 | 0.8-2.0号 |
35-40cm | 0-1.25号 | 1.5-2.0号 | 1.0-1.5号 | 1.0-3.0号 |
40-45cm | 0.8-1.5号 | 1.75-2.5号 | 1.25-1.5号 | 2.0-4.0号 |
45-50cm | 1.25-2.0号 | 2.0-3.0号 | 1.5-2.0号 | 3.0-5.0号 |
55cm以上 | 1.5-3.0号 | 3.0-4.0号 | 2.0-3.0号 | 4.0-6.0号 |
適合オモリ&適合ライン表ページのトップへ
外ガイド竿 | ||
---|---|---|
号数(竿) | オモリ負荷 | 適合ライン |
0号 | 1-3号 | 0.6-1.5号 |
0.6号 | 1-3号 | 0.6-1.5号 |
0.8号 | 1-3号 | 0.6-1.5号 |
1.0号 | 1-3号 | 0.8-3.0号 |
1.2号 | 1-4号 | 1.0-3.0号 |
1.5号 | 1.5-4号 | 1.5-3.0号 |
1.7号 | 1.5-5号 | 1.7-3.5号 |
2.0号 | 2-6号 | 2.0-5.0号 |
3.0号 | 5-15号 | 3.0-10号 |
4.0号 | 10-18号 | 4.0-12号 |
5.0号 | 12-20号 | 4.0-12号 |
中道し竿 | ||
---|---|---|
号数(竿) | オモリ負荷 | 適合ライン |
0.8号 | 1-2号 | 0.8号-2号 |
1.0号 | 1-3号 | 1号-2.5号 |
1.2号 | 1-4号 | 1.2号-2.5号 |
1.5号 | 1.5-4号 | 1.5号-3号 |
1.7号 | 1.5-5号 | 1.7号-4号 |
2.0号 | 1.5-6号 | 1.7号-5号 |
3.0号 | 5-10号 | 3号-7号 |
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ガン玉 | ||
---|---|---|
サイズ | 重量(g) | 段打ち目安 |
6B | 2.65 | = 3B×2+2B |
5B | 1.85 | = B×2+2B |
4B | 1.20 | = 3B+G3 |
3B | 0.95 | = B+G1 |
2B | 0.75 | = B+G4 |
B | 0.55 | = G2+G3 |
ジンタン | ||
---|---|---|
サイズ | 重量(g) | 段打ち目安 |
G1=1号 | 0.40 | =G4×2 |
G2=2号 | 0.31 | =G5×2 |
G3=3号 | 0.25 | =G6×2 |
G4=4号 | 0.20 | =G7×2 |
G5=5号 | 0.16 | – |
G6=6号 | 0.12 | – |
G7=7号 | 0.09 | – |
G8=8号 | 0.07 | – |
ガン玉号数別使用目的例ページのトップへ
←重い
軽い→
6B | 5B | 4B | 3B | 2B | B | G1 | G2 | G3 | G4 | G5 | G6 | G7 | G8 |
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エサを沈める | |||||||||||||
ウキの浮力を調整する | |||||||||||||
ハリスを馴染ませる | |||||||||||||
仕掛けを沈める |
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引かれ潮 | 性質 | 流れの速い潮に引かれて流れる潮のことを指す。沖に本流が流れているときや速い潮が流れるときに発生する |
---|---|---|
狙い方 | 引かれる潮が速い流れと合流する地点がメインポイントとなる。合流ポイントよりも手前から仕掛けを流し、合流ポイントにマキエが溜まるイメージで釣る | |
二枚潮 | 性質 | 上層を流れる潮と下層を流れる潮が違う場合を指す。三層のときは三枚潮とも言う。マキエとツケエの同調がやりづらく、難しい潮。 |
狙い方 | 下層の流れを把握することが先決。上層が薄い場合はウキを沈めても効果的。下層の潮を掴んで仕掛けがマキエと同調することを優先して釣る。 | |
当て潮 | 性質 | 釣り座方向に向かってくる潮のことを指す。ウキフカセ釣りでは釣りづらい潮で、敬遠されることが多い。底物釣りでは主流の潮となる。 |
狙い方 | 遠投して足元までを釣る事になるが、マキエとの同調がキーポイント。足元を横に流れるときは、際を狙っても面白い。 | |
本流 | 性質 | 川で言う本流・支流のように、一帯で一番流れが速く太い流れのことを指す。堤防ではほとんど見られず、沖磯や離島で激流のように流れていることが多い。 |
狙い方 | 主にグレを狙うときに釣る潮。エサ盗りが少なく釣りやすいが、仕掛けを狙ったタナに落ち着かせて流すことが重要なポイントとなる。 | |
横流れ | 性質 | 釣り座と平行に流れる潮のことを指す。釣りをしていて一番多く発生する潮。特に堤防ではこの流れが主流となる。 |
狙い方 | マキエと仕掛けを長時間同調しやすいので、ツケエの有無を確かめながら、できるだけ長く仕掛けを流して探ってみる。 | |
サラシ | 性質 | 波やウネリが足元にある障害物(岩やテトラなど)にぶつかり、海水が撹拌され白泡となって打ち返す部分を指す。 |
狙い方 | サラシの中よりも、切れ目を狙うことがセオリー。エサ盗りが少ないゾーンでもあるが、マキエをど真ん中に入れるとエサ盗りだらけになることもあるので注意。 | |
沖にでる潮 | 性質 | 釣り座方向から沖に向かって流れる潮のことを指す。理想的な流れでもあり、ウキフカセ釣りでは釣りやすい潮の一つ。 |
狙い方 | 足元付近からツケエとマキエを同調させて釣る。カケアガリになっている場所では、全遊動や沈め釣りで狙ってみても効果的。 | |
潜り潮 | 性質 | 仕掛けやマキエが、海中に吸い込まれるように流れる部分を指す。足元や潮がぶつかる部分に発生しやすい。 |
狙い方 | 潮の変化が少ないときには重宝する潮。潮に乗ってマキエと同じように仕掛けが流れやすいので、同調がやりやすい。 | |
泡溜まり | 性質 | 海面に潮同士がぶつかって、点々と泡ができる部分を指す。ゆっくりした潮と速い流れがぶつかる部分に発生しやすい。 |
狙い方 | ダイレクトに狙う。比較的浅いタナで食うことも多く、アタリウキを併用しても効果的。時合が短いので、手返しよく釣ること。 | |
反転流 | 性質 | 引かれ潮が沖の潮にぶつかり、弧を描くように流れる潮を指す。速い潮と引かれ潮が発生する付近にできやすい流れ。マキエが溜まりやすく狙いやすい潮。 |
狙い方 | 狙うポイントは、沖の潮とぶつかる部分と手前に戻ってくるポイントがセオリー。マキエが反転流の中で溜まりやすいので、その中を釣るイメージ。 | |
ワイ潮 | 性質 | 海面がその部分だけザワついて波立っている部分を指す。潮同士がぶつかる部分に起きやすく、速い流れの時に見られる現象。 |
狙い方 | 特に釣れるという潮ではないが、潮の変化が乏しいときには狙ってみる。流れにはいると、仕掛けが流れに引かれて潜りやすいので、適度に張ってアタリを取る。 | |
潮の壁 | 性質 | 潮と潮がぶつかる部分で、イメージとして壁のようになっている部分を指す。流れる速度や方向が違う潮がぶつかる場所に発生しやすい。 |
狙い方 | マキエが溜まる部分であり、魚がエサを求めて集まりやすいポイント。マキエの撒き方がキーポイントでカベにマキエが溜まるように打つ。 | |
流れない潮 | 性質 | 文字通り、流れがない潮。堤防やワンドになった釣り場、湾内で起こりやすい。釣れにくい潮の一つでもある。 |
狙い方 | 潮が流れないときは、ポイントをズラして釣る。仕掛けを遠投して、その直線上に沖から順にタテのマキエを点打ちし、仕掛けを引きながらマキエの中を釣る。 | |
湧昇流 | 性質 | 下から湧き上がるように「鏡面」になっている部分を指す。底根が荒く浅い釣り場や、流れが速く複雑な流れをする場所に発生しやすい。 |
狙い方 | 鏡面の中には仕掛けが入りづらいので、その外円や湧昇流の下を狙う。ウキごと沈ませた方が釣りやすく、ツケエを安定させるためハリスにはガン玉を打つ。 | |
とろみ潮 | 性質 | 速い潮が流れる中で、部分的にゆったりとした流れができる部分。ワンドや岩陰などにできやすく、反転流になっていることも多い。 |
狙い方 | 流れが速すぎるときには狙い目で、特にチヌ釣りには効果的な潮。ウキにマキエを被せるイメージで、仕掛けを上から海面に刺していくように探って行く。 |